太る捜査録

今日は日曜出勤の振替休日でお休みのデーブです。
用事を済ませるために大船に出かけました。
大船駅に着くと、丁度、新型の成田エクスプレスE259系が試運転をして横須賀線のホームに入ってきたところで、元鉄のデーブとしては久しぶりに「鉄の血」が騒いでホームを移動して写真撮影してしまいました。
　

　
ピカピカの車体が、いかにも新車って感じでカッコいいです。
従来型の成田エクスプレスの253系が料金が高いだけで、時代遅れのお粗末なインテリアだったので期待できそうです。

話が脱線しましたが、大船で用事を済ませた後の遅い昼食のために立ち寄ったお店が自称ラーメン専門店の「ことぶき」さん。
漢字にすると煌びやかな店名ですが、画像のとおり、昭和の香りが漂う大衆的イメージ満点の店構えのお店です。
　

　
これは、現存するお店でラーメン博物館の中の作り物ではありません。
店内は、オープンキッチンの厨房に面したカウンター席と壁に面したカウンター席のみで、10人ちょっと入ったら満席のお店で、ノスタルジックな店構えと店構えに負けないノスタルジックなラーメンで各種メディアにも登場するお店です。
　
このお店は「ラーメン専門店」を標榜するだけに、メニューはラーメン600円、大ラーメン700円、チャーシューメン900円、大チャーシューメン1,000円の4種類しか選択肢がありません。
デーブが注文したのは、当然「ラーメン」600円です。

正直な話、このお店はラーメン通を自称する方々の中では賛否両論ある店で、ラーメンに懐古的なロマンを感じる方には、良い店という評価があり、グルメを自負する方は酷評する方もいる店で、デーブも若い頃に、この店のラーメンを食べた時は、旨いと思わなかった店です。
　
注文すると今時の飲食店主とは違ってムサ苦しいオヤジさんが、昔の西部劇のようにお冷をカウンターの上に置きデーブの前まで滑らせて出してくれてから調理を始めます。
昔いた、おばあちゃんの姿は見当たりません。
大分高齢だったので引退されたのかな…

出来上がりを待つ間に店を見回すと、いまだにダイヤル式で壁掛け式の黒電話が健在で、壁には積年の汚れが目立つ店で、これは演出でも何でもありません。

待つこと数分で「ラーメン」が登場します。
　


良く言えばシンプル。悪く言えば貧相な見栄えのしないラーメンです。
いかにも昔っぽい透き通った鳥ガラベースの醤油スープに、妙に白い中位の太さのストレートに近い縮れ麺。
トッピングは細切れのチャーシューにメンマ…で見るからに貧相です。

麺をすすると柔らかめに茹でられていて絡んでくるスープは薄味ですが雑味は感じられません。
丁寧に作ったスープなんでしょうが…旨い！ということもないのですが…不味いという感じはないんです。
見た目貧相なチャーシューも噛みしめると肉の旨みがちゃんと感じられるし、メンマも薄味だけど食感はいい感じ。
そうです。旨いと感じないんだけど不味いと感じるところもない普通のラーメンなんです。

食ってみて旨いと感じないし値段設定も割高感を否めないんですけど、不思議と、二度と来るかっ！という気を起こさせないんです。

不思議なお店です…

■ことぶき
定休日：火曜
営　業：11：00～20：00
所在地：神奈川県鎌倉市大船1-8-3
電　話：0467-46-1339

[4回]

お久しぶりです。
たまに覗かせてもらってます。
昔はもっとチャーシュー乗っかってたような気がしますが。

お久しぶりです。
コメントありがとうございます。
そういえば、昔はもっとチャーシューあったような…
でも、アバウトなお店だから、このときは少なかったのかも…