太る捜査録

先日買った「食楽」という雑誌のランチ特集で東京都内の区役所の食堂の評価をやっていました。
その中で第2位だったのが品川区役所の食堂です。
今日は午前から昼頃まで虎ノ門付近、昼頃は大門と新馬場の現場回りがあって午後は品川区役所内にある東京法務局品川出張所・・・まさに今日の仕事の目的地のひとつです。

官庁食堂の魅力は、安さと手軽さです。
忙しい仕事中に手軽に昼食を済ませるには手ごろな昼飯スポットですが・・・

官庁食堂は、当たり外れの差が大きいんですよね・・・

ただ安いだけで味も見た目も関係なしで、ただ「食わせりゃいいんだろう？」みたいなところも結構多いんで、利用するには、ちょっと勇気が要ります。

グルメ本に載っているからといっても味覚は人の好みによって万人不同ですから必ずしも美味しいとは限らないけど・・・

腹が減っているのでランチタイムが終わってしまった午後二時半の食堂に突撃です。

ランチタイム終了後なので定食メニューは終了してご飯ものはカツ丼とカレーとカツカレーとチャーハンに麺類なんかと合わせるライス類、麺類はラーメンと数種のうどん・そばが並んだ店頭のショーケースは、ちょっと寂しい感じですが・・・カツ丼420円の食券を自販機で買って厨房と食堂を区切るカウンターで待機してるお姉さんに渡します。

「出来立てお出しするんで座って待ってください」と言われセルフサービスの水とお茶を汲んでテーブルに座って出来上がりを待ちます。
　

　
待っている間、食堂内を見回すと、官庁食堂なら当たり前の飾り気のない会議室のような場所にテーブルと椅子が並んでいるんですが、かなりゆったりとした配置で狭苦しさを感じさせません。

利用客は、ランチタイムを過ぎているので年配の男女の一人客か、ピークタイムを外してきたらしいタクシー乗務員が男女数人に近所の主婦らしいグループで意外と流行ってます。

しばらく待つと「カツ丼お待ちの方」と呼ばれたので、カウンターに向かいます。

カツ丼さんとご対面です。



見た目は黄色と茶色の同系色のみでカツも目立たない存在なので、あまり良くないかな・・・と言う感じですが、沢庵の千切りのお新香と油揚げと若布の味噌汁が付いて値段が420円であることを考えれば納得できます。

丼つゆを加えた卵と玉葱の甘い香りが腹ペコの脳を良い感じに刺激してくれます。
卵でとじられたカツを頬張ると、業務用の出来合いの冷凍とんかつ？らしいけど甘味の強い濃い目の丼つゆで煮込まれて柔らかくなった衣が、いかにも安い飯屋の正しいカツ丼の味って感じで良い感じです。
ご飯にも、この濃い目の甘いつゆがタップリ沁み込んでいて、つゆだく状態です。
甘味の強い丼つゆは本来苦手なんですが、これは、なかなか良い感じに食が進みます。
カツは、小振りで卵と玉葱が多めな感じで、甘いつゆに良く合い良い感じです。
身体には良くなさそうですがジャンキーさ満点で、なかなか満足させてくれます。
これで420円。
満腹で納得で、満足です。

品川区役所

公共食堂調査隊

[3回]