太る捜査録

菜の花＠四谷荒木町でしっかり飲んで食ったのに・・・
店を出たらなんとなく、しっかり晩飯を食いたくなって立ち寄ったのが、8月にオープンした四谷三丁目のハンバーグ屋「ぐーばーぐ」さん。

聞くところによるとイトーヨーカドー系列の実験店舗らしいお店で、前を通りかかると結構繁盛していて気になっていたお店です。
　

　
菜の花の常連さんの話では、「普通だね」ということで、「ハズレじゃないなら…」と試してみることにしました。

お店に入るとオープンキッチンで鰻の寝床のように細長く奥行きのある店内は、明るく清潔感があって女性でも入りやすいムードの店内で活気があって、なかなかよろしいって感じです。
店長さんらしき男性のエスコートで案内された席は、ちゃんとしたレストランなら上席であろう店の一番奥で店内を見渡せる四人掛けのテーブル席。
閉店までまだ時間があり、空いているというわけでもない店内で、ゆったりと食事ができるように…との配慮を持ってくれたことなら、安い価格設定の店としては嬉しいサービスです。

確かに店内を見渡すと、お客さんは適度に間隔をあけて席に案内されている様子です。
開店1カ月でお店のオペレーションも結構スムーズにいっている感じだし、スタッフもチェーン店らしいマニュアルに沿ったような接客だけど、なかなか板についてる感じです。
新業態ということもあってプレオープンの従業員教育に力入れたんだろうな…って感じさせられてイトーヨーカドーさんのやる気を感じさせられます。

デーブが注文したのは、お店の看板メニューらしい「鬼おろしバーグ150g」ライス付きで780円。
どうやらメニューにアラカルトしかないらしく、メニューをろくに見ずに注文したデーブに、ライス付けますか？とスムーズに聞く辺りはなかなかって感じです。
店構えと雰囲気からハンバーグ630円は安いかな…と思って入ったけど実はライス付けると780円、味噌汁も付けると880円、サラダを追加すると980円になる辺り、上手い商売です。
後になって、こう書くと騙しのように思えるけど、騙されたと感じさせられないあたりが、なかなかです。
　

　
少々の待ち時間で「鬼おろしバーグ」が柄のない浅いフライパンのような鉄板の上でジュージュー音を立ててやってきます。
円筒形の紙で鉄板の周りを囲って油はねをガードしている姿は、一応ステーキ屋さん風の演出で、目の前で小さな器に入ったソースを掛けて立ち上る湯気も何となくステーキ屋さん風。

ハンバーグに付け合わせの野菜もそれなりにボリューム感があるので、サラダはいらないかな・・・
ハンバーグの上には、粗めの部分が混ざった大根おろしがタップリ載せられていて、その上にコチュジャンというかチリソースのような赤いソースがかけられていて見た目は結構いい感じです。

味は、少々濃いめの醤油ベースの和風ソースがビーフ100%のパティと大根おろしによく合い、付け合わせの野菜にも、しっかり味がついて、ご飯が進みます。
味のしみた大根おろしをオンザライスで食べたら旨いだろうな…
ハンバーグ自体も値段の割には悪くないし味噌汁も頼めば良かったかな…と思いながら完食。

値段と味のバランスも申し分なく「普通だね」と言えば普通だけど、「悪くないね」と、また来たくなるようなお店でした。

　

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