太る捜査録

一日中、歩き通し＆立ちっ放しの激務を終えたデーブですが、自宅に帰るには、まだ2時間程度、総武線と横須賀線に揺られなければなりません。
この距離ならお得な在来線普通列車自由席グリーン車料金950円を奮発して、のんびり座って帰宅することは決めていても、喉も渇いたし、腹も減っていたので、幕張本郷駅周辺で新規開拓！と若干の予定変更。
　
幕張本郷駅前は、数件の大手資本の居酒屋チェーン店と個人経営か地元にチェーン展開しているような中堅居酒屋が数件で選択肢は、あまりありません。
デーブの店選びの基本で、未知の駅前で安心できる店というのは、「外から店内が見通せて値段が明記されている店で先客が入っている店」となると対象は1軒。
「炭火やきとり」とでかい看板を掲げている「串いち」さんのみでした。
　
　
　
店の外から店内を窺うと…そこそこの客の入りで、それほど大きくないお店ですがホール担当の女の子が3人。
商品価格も今時に税別表示ながらも串焼き150円台～200円程度。
（※　これから紹介している商品価格は全て税込みに換算しています）
店構えも明るく清潔感があり、客の入り、価格設定、スタッフの配置などから、「それなりに流行っている店」かな・・・と本業の財務分析と信用調査を簡単に終わらせ、ここなら安心かな・・・とお店に突撃したデーブです。

お店に入った第一印象は、活気があって感じがいいな…という感じです。
デーブがカウンターに座って30分ほどの午後8時の時点で満席になって後から来るお客さんを断ってました。

メニューを見た感じと、店内の接客の状況を見ていると何となくチェーン店ぽい感じで、ホール担当の女の子も程良く教育されている感じです。

デーブが通されたカウンター席にセットされていた割りばしの袋の裏を見ると、やはり「串市」「串いち」「市」「いち蔵」「葛羅」の商号で類似業態を８店舗程の規模で船橋・幕張本郷に店舗展開しているようです。

Regional Chainってやつですね。
「世界の山ちゃん」さんなんかもこのRegional Chainで成功して名古屋から全国展開有名な例です。
この店舗規模を地元で回しているのだから繁盛店なのでしょう・・・と少し安心したデーブは生ビール504円とメニューを見ていて気になった、おすすめ焼物5本に小鉢3品が付くＡコース1659円を注文します。

お店の実力を見るのには、一人でも注文できるコースや、セットがあるのは、価格設定や商品のレベルを見るのに適しているし、何より単品を数品頼むより安上がりです。

提供されたコースの内容は、メニューに照らし合わせて確認すると、串焼きが、焼きとり(塩、胸肉かな…189円)、鳥レバー(タレ、結構大振で178円)、たたき(タレ、大振なつくねです…210円)、なんこつ(塩、小さめにカットされ肉も結構ついてる感じ…189円)、ねぎ間(タレ、多分…189円)の5本に、豚もつ煮(上品な味噌仕立てで圧力鍋使用って感じ、メニューでは609円、提供は小鉢でしたから300円分くらいかな？)、皮和え(湯掻いた鳥皮をおろしポン酢で和えたものメニューでは399円、提供は小鉢でしたから200円分くらいかな？)、ポテトサラダ(これも200円分くらいかな？)が、10分程度の間で全品揃うので、値段の割にボリューム感が感じられます。

やきとりは、平均点かな？タレ味は薄味系、塩味は塩が控えめの上品な感じの傾向です、肉の旨味がもう少し欲しいかな・・・という感じがしたけど、これは個体差があるから・・・ということでＯＫにしましょう。
小鉢類は、そこそこのボリューム感があって無難な選択だと思いますが・・・もつ煮等の臓物系と皮みたいに食感や風味で好き嫌いがある商品が目立ったのは、お客の好みによっては「残念…」という印象を与えてしまうかもしれませんね…デーブ的には満足でしたけど^^;
　
そして追加注文したのが、「名古屋コーチンのとりスープ」294円。
透明感のある見た目の、あっさり系の塩味仕立てで具はワカメのみのシンプルな構成に、あたった白炒りゴマ。
オープンキッチンのカウンター越しから漏れ聞こえる「塩は味見をしてから…素材によっては塩を入れなくても具合がいい時があるから…」という会話から勝手に手作り感の強さを感じさせる、上品な味わいで良い感じで、〆の一品としては良い感じです。
小さな土鍋で出されて、2～3人で取り分けられるボリューム感もお得な感じです。

1時間半程度の滞在で値段の割に料理のボリューム感も適度でホール担当の女の子も気が効く（これも個人差があるけど…）し、酒は、生中2杯、酔鯨(高知の地酒、純米)１杯で合計3,990円。

「悪くないね、機会があったら、また来ようかな…」と納得・満足のお店でした。
　
　

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